管理人のタケです。この記事を読んで頂きありがとうございます。
個人が副業で使える3D-CADの紹介を過去の記事で行いました。本業で使っている3D-CADとは異なるCADソフトを選定された方がほとんどかと思います。
このブログでも、スキルアップのためにあえて違うCADを使うことを推奨しています。
この記事では、あなたが選定した3D-CADのオペレーションを効率的に習得できる参考書をご紹介します。
※管理人は英語を読むと非常に疲れるためすべて日本語参考書のご紹介となります。
まずは、FUSION360の参考書です。
ただし、参考書を購入する前にこちらのページを参照してください。
Fusionのチュートリアルが掲載されています。
チュートリアルは、英語表記が多く分かりにくい、または物足りないという方は下記の参考書を検討してみてください。
Fusion360操作ガイド ベーシック編 2020年版―次世代クラウドベース3DCAD
FUSIONを勉強するとき、私はこのシリーズの参考書をおすすめします。
なぜならば、全シリーズを通して、内容が分かりやすく、丁寧且つ、美しく内容が書かれているからです。
ベーシック編は、FUSION360のインストールから基本的な機能が身につく内容です。
スケッチの作り方、拘束などを学んだあと、コップやグラスなどモデルを作りながら操作を覚えるスタイルです。 レンダリング(作成した3Dデータを実物のように見せる作業)までカバーしてくれているのがありがたいです。
Fusion360を使うのが楽しくなりますよ。
ただし内容は基本的過ぎて、中堅クラスの機械設計者が読むには少し物足りない内容です。
次に紹介するアドバンス編から始めても良いと思います。
Fusion360操作ガイド アドバンス編 2020年版―次世代クラウドベース3DCAD
一番のおすすめ参考書です。
アドバンス編ではあるものの、Fusion360のインストールから説明してくれるところが安心できます。
内容は、簡易的なロボットを平面スケッチから作成したり、スコップ、プロペラ、スーパーミニカーの3Dモデルを作成しながら操作方法を学びます。
モデリングする課題の形状は、ベーシック版よりも複雑ですが、他のメーカーのソフトでも、ある程度3D-CADを触ったことのある人であれば、全く問題ないです。
この本で、少しわかりにくい箇所があったら、ベーシック版を購入してみるのも良いと思います。
Fusion 360操作ガイド スーパーアドバンス編―次世代クラウドベース3DCAD
アドバンス編と合わせて購入して良い参考書です。
基本的な構成は、ベーシック編、アドバンス編同様に、3Dモデルを作成しながら操作方法を学ぶ方式です。
内容としては、ボトムアップ設計(内蔵する要素から設計を行う手法)、トップダウン設計(設計するもの全体から、設計する手法)について、ドローンを3Dモデリングし、2D図面の作成、アニメーション、シミュレーションを行うという盛沢山の内容となっています。
モデリングだけでなく、レンダリング、2D図面、アニメーション、シミュレーションを学ぶことができます。
スーパーアドバンス編を購入しないにしても、アニメーション作成、シミュレーションは、副業を行う上で、付加価値となりますし、あなたのスキルを横に広げてくれます。
是非挑戦してくださいね。
(挑戦ってほど難易度の高い参考書ではないですが。。)
FreeCAD
次にFreeCADの参考書をご紹介します。
FreeCADの参考書は、FUSION360と比較して非常に少ないです。また、日本語で書かれている参考書は更に希少となっています。
ただし、参考書がなくても、YOUTUBE動画などで勉強は可能です。もう少し細かく学習したい場合は検討してみてください。
基礎からのFreeCAD
FreeCADの特徴は、なんと言ってもフリーソフトであり、履歴のある設計(パラメトリック設計)、シミュレーション、2D設計がすべて無料で使えるというところにあります。
ただし、サポート面や参考書の充実性が弱いため、副業で使うのであれば何かあっても「自分で何とかする」という気持ちで使ってください。
この参考書では、FreeCADのインストールから、マグカップなどを3DでモデリングしながらFreeCADの操作方法を学べます。
ただし、内容は理解するのが少し難しいです。事前にWebまたはYOUTUBE動画でFreeCADに慣れてから、この参考書を読むと良いです。
次に、DESIGNSPARKの参考書をご紹介します。
DesignSpark-Mechanical フリーソフト3Dによる描画マニュアル
一応紹介はさせていただきますが、この参考書は、あまりおすすめできません。
日本語で書かれている、機械系唯一の参考書です。
買わずにNetで動画等を見て勉強することをおすすめします。
まとめ
以上、個人が副業で使える3D-CADの参考書を紹介しました。
FUSION360は、参考書が多く、種類も豊富なのに対し、FreeCADやDESIGNSPARKは参考書が少ないです。これは、利用者の数が反映された結果であり、仕方ないと思います。
ただし、記事の冒頭でも説明させていただきましたが、参考書は必ずしも必要なものではありません。(私は感が悪いため、数冊は購入していますが。)
操作性で分からないことがあれば、WebやYOUTUBE動画に説明があったりします。
少しでも効率的に3D-CADを学びたいのであれば参考書を購入するくらいの考えでよいと思います。
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